プラン

土地が決まれば、打ち合わせもどんどん具体的に進んでいきます。といっても、既にラフプランで案は出ているので、それを詰めていく感じ。
営業さんが「趣味が合うと思います」と指名?してくれた設計士さんは、基本的な好みが合う感じなので話もスムーズ。

商売というより、感覚的な感じで「是非うちでやらせていただきたいです」と言ってくれたのは嬉しかった。というか、すっかり他でお願いする気はなかったし、けっこうしっかりとプランも出してくれていたので「え?今さら??」という感じでしたが。

好みが合うだけに、設計士さんに力が入りすぎてて時々「ここは是非これで!!」の押しが強くて、ちょっと私の好みじゃない時は、なるべくやんわりと変更してもらう・・・と気を遣うこともあったりはしますが(笑)
私もわりと好みはハッキリしている方なので、合わない設計士さんだったら大変だっただろうなぁ。
合わない人だったら、相手の押しも弱いか。

でも、やっぱり私は素人なので、自分で良いと思っていても設計士さんの言うことを聞いてよく考えてみると、やっぱりその方が良いかもと思い直せることもあるし、より良くなってる気がします。

好みといっても、家そのものに対してはあまり凝った間取りや造作は必要なくて、家はシンプルな箱で良いと思っていて、ごく「普通の家」です。キーワードとするなら「直線的」「すっきり」「シンプル」。
あまりに動線や使い勝手にこだわりすぎて、計算し尽して、結果迷路みたいな通路があったり壁やドアだらけみたいなことになるのは好きじゃないし。

間取りや窓の位置で「出来ないことはないけど、やらない方が構造上は安心」という部分は、構造の部分を優先。それ1つで家が壊れやすくなるということもないだろうけど、多少なりともリスクを負ってまでそうしたいかと言われれば、少しでも丈夫な家が良いし。

縦に長い家なので、ちょっと狭いかも?という部分もあったりして、代替案を素人頭に考えてみたりもするのですが、やっぱり巡り巡って、出してもらったプランの配置しかないよな・・・となったりするので、プロってすごいな〜と思うのでした。(そりゃそうか。)
図面でいくら想像してても、やっぱり実際に住んでみないと分からないしね。

予算さえあればもっとやりたいことはたくさんあるけど、なかなか良いバランスで要望もけっこう取り入れてもらえたと思います。今までの家で「ここがこうだったら」と気付いたところもだいぶ改善できているような気がします。

ラフプラン

気になる土地が見つかったら、ここでもう設計士さんが登場。土地の位置・向き・形で「この敷地ならこんな感じの家が建てられますよ」というラフ設計プランを提案してくれます。
それで自分の思い描くイメージが合わなかったら、違う土地を探しましょうということになります。

希望を出しつつ、坪単価でざっと金額も出してくれるので、イメージも沸きやすい。土地が決まるまではラフプランを描いてくれても無料。良心的だなーと思います。普通そういうものなのかな??

土地探し

工務店で土地探しもしてくれて、これもまたアッサリと最初に出してくれた3物件の中から決めてしまいました。
3件の内2件は、立地的に「ここはナシだよね」という感じだったけど、決めた土地は「気になる点はあるけど総合的には良さそう」という印象。

「100%の土地というのは無いです。60%以上で合格点、不足の%を減らすのは建物次第です。」と言われ、納得。

希望条件としては下のような感じでした。

  • 山は見たいけど、あまり山に近すぎるのはちょっと・・
  • 傾斜地や地盤に不安のありそうなエリアは避けたい
  • 大通り(メインとなる通り)沿いは嫌
  • 車のすれ違いに苦労するような細道を長く走るのは嫌
  • あんまり密集した住宅地も嫌(東京と変わらないし)
  • かといって一面畑の中にポツンと一軒だけある感じも嫌
  • 電車は滅多に使わないけど、あまりに駅が遠いのも考えてしまう・・・

今も駅までは歩いて行ける範囲なので、2人共飲みたい時なんかは便利で。友達が来てくれて街中のホテルに泊まった時は、その近くで飲んだりできるし。年に数回の話だけど。。

そして、決めた土地の気になる点というのが「駅が近すぎる」こと(笑)
まさかの駅徒歩1分の線路沿い。線路沿いってどうなの・・・と思うけど、駅が近いので電車はスピードが出てないし走行音はあまり気にならないかな?むしろ今の方が、川沿いで陸橋があるので距離は離れてるけど、けっこうガタンゴトンという音が響く。とは言っても、1時間に数本しか走っていない電車なので、今もたまたま静まってる時とかに少し気になるくらい。
昼間は仕事で居ないし、夜も23時過ぎには終電だから寝る頃には影響ないし。
線路がある分、後ろには隣接して建物が建つこともないし。

悪くないけど、こんなに簡単に決めてしまって良いのか・・・とウジウジしてたら、もう1・2件新しく出た土地を紹介してくれたけど、やっぱり「ここはないかな・・・」という感じで。そうなると、これ以上の土地はなかなか出ないよね!ということで、そこに決めました。大丈夫かなぁ・・・

東京でも、駅まで実家で5分、結婚後3分という恵まれた所に住んでいたけど、駅近記録を更新してしまった。

どんな家?

最終的に我が家は工務店でいくつかシリーズがある中でモデルハウスとは違うシリーズの家を建てることになりました。モデルハウスはやっぱり最上級なので無垢材の床に漆喰の内壁、杉板の特注建具、サッシまで木で造っている天然素材にこだわった家。もちろんそんなのは予算的にも無理というのもあるけど、うちはもう少しすっきりシンプルな家になる予定。

インテリアショップとコラボして、家はごくシンプルに、家と家具をトータルコーディネートをしましょう、というコンセプトの家。
といっても、手持ちの家具が気に入っているので買い替えるものはあまり無いけど、これを機に憧れの名作椅子を!!なんて目論んでいます。

好きな工務店と、好きなインテリアショップに囲まれて、私にとっては幸せすぎるプラン♪

工務店選び

なんだか「家を建てよう!」と決めて、工務店探しや土地を探しなどを始めるのではなく、建物から一目惚れ→成り行きでどんどん話が進んで建てることになったような雰囲気の我が家・・・

この先消費税も上がるかもしれないし、ローンを組むにも引き延ばすだけ終了年齢が上がるだけで、今すぐに建てなきゃいけない理由もないけど、先延ばしにする理由もなく。

まぁ、話がトントン進むということは、多分間違った選択ではないのかな、と思うことにしました。

とはいいつつ、一目惚れ状態で工務店を決めたものの、東京の家も大手ハウスメーカーではなかったけど建売りだったし、他を全く知らないまま決めてしまって良いのか?というのもあり(すごいぼったくられてたりとか)、一応住宅公園に大手HMのモデルハウスも見に行くだけ行ってみました。外観の見た目だけで適当に。

しかし、住宅公園のモデルハウスというのは、最大面積のフルスペック仕様で、すごすぎて参考にならないというか・・・。最新機能も満載で、「はぁー、すごいねー。」というだけで、実際に自分が住むということが想像できないし、「こんな家に住みたい!」とリアルな気持ちが沸いてきませんでした。。
もちろん「こんな家に住みたい!」と思う人もいると思うので、自分はそういう最新設備とかを求めてるんじゃないってことなんだろうな。
全く建てる気もない風で、参考までにこのあたりでごく一般的な住宅を建てるとしたら、どんなものなのか聞いてみたら、大体工務店とも大きな差もなかったので、安心して帰りました。

住宅公園といえば行ったら最後、しつこい勧誘でウンザリさせられるのかと思っていて行くのも嫌だったんだけど、全然そんなことも無くて良かった。
このHMさんも営業の人がすごく感じが良くて、こんな建てる気も全く無さそうでいかにも冷やかしな雰囲気を醸し出している私達にも丁寧に対応してくれて、売り込みの雰囲気も全然なく、万が一工務店との話がダメになるようなことがあったら、このHMにお願いしたいなぁ、なんて思いました。

やっぱり人って大事。

そういえば、色々と妄想だけ膨らませていた時に建てたい家候補があって、モデルハウスを覗きに行ったこともありました。実物を見てみたら「あ〜、なるほどね。っぽいね。そうだよね。」という感じで、そのメーカーらしくて「なるほど」とは思ったけど、それで「やっぱり建てたい!」という感動はなくて、候補から外れたということもありました。期待値が高すぎたのかも?

そう思うと、何も知らず外観が気になっていて、中を見たら想像通り(それ以上)にステキだと思った工務店の建物は、なかなか運命です。地元で長く続く工務店で建てたいな・・・というのもあったので、図らずもその希望も叶いました。

きっかけ

sora12552014-10-25

先のことは分からないけど、今のところ自分たちとしては東京へ帰るつもりはないし、そうなるとずっと賃貸というつもりもなくて、今のアパートを更新しないくらいで家を建てたいね・・・という話はしていたのだけど。(夫は早ければ早いほど良いと思ってたみたいだけど)なので、まぁ来年になったら考え始めるくらいのつもりで、まだ何も具体的に動いてはいませんでした。

時々たまたま通りかかる道沿いに、カフェ?ギャラリー?といつも気になっていた素敵な建物があって。ある日、家に北欧フェア開催のチラシが入っていて、そこがモデルハウスだということを知りました。

その北欧フェアで初めて訪れてみて、素敵な建物は中もやっぱり素敵で。あれよあれよと、その工務店でお家を建てることになりました。

フェアは初めての試みだったようだけど、私が好きなショップが来て北欧雑貨をディスプレイ・販売していたり、北欧つながりで夫の車でお世話になっているディーラーさんも来ていたので顔見知りもいたから、変に警戒もせず良い空気感。

日を改めて時間を取ってプレゼンのようなことをするのが工務店の方針なんだけど、家を建てるということについて一般的なお話から、工務店のコンセプトや具体的にお金の話など、とても丁寧に話をしてくれて、売り込むような雰囲気は全然無く。担当の営業さんも移住者だったり車の趣味が合ったりで話が盛り上がったり。

建物も好きだし、人も良いし、建てるならここで!と思ったのでした。

空が好き

sora12552014-09-21

信州に住みたいと具体的に思うよりずっと前、20代前半くらいから「空が広い所に住みたい」とは思っていました。
東京は空が狭くて、ふときれいな夕焼けが見えてもよく見えるような所を探している間に日が沈んでしまって。ビルの屋上に上がってみても、障害物があって見えなかったり。よく溜息をつきながら帰ったりしてた。

移住してきて、山並みと空の風景が本当に美しい。会社帰りの車の窓から見える景色、家からすぐそばの川の土手に出れば広がる景色、いつでも思う存分に広い空が見える。携帯のアルバムが、気付けば空の写真だらけで画面が埋まっていたり。